126 / 452

第123話 *

(秋哉side) 『もっと触れて欲しい』と言って涙を流す緋桜を押し倒してキスをする。 唇を離すと緋桜のトロンとした目が俺を見る。 そんな表情も俺を掻き立てた。 「俺がどれだけ我慢してたか教えて上げる」 そう言って緋桜の首筋を撫でると、緋桜の身体がピクンと跳ねた。 俺は緋桜の首筋をペロッと舐めてから唇をつけてチュッと吸い付いた。 「…っ…んっ」 その瞬間、緋桜の身体が反応する。 薬はもう抜けてるけど、散々イカせたから緋桜の身体は敏感になってて少しの刺激でも反応する。 緋桜が俺の手で乱れるのは堪らなかった。 唇を離すと、吸い付いた場所にくっきりと赤い痕が付いた。 「緋桜は肌が白いからキレイに付くね」 そう言いながら自分が付けた痕を撫でると、俺の言ってる意味が分かったのか、緋桜は顔を赤くする。本当に可愛い。 俺は様子見ながらゆっくりと下に向かって緋桜の肌を撫でていく。 その間も緋桜はピクピクと反応した。 「…ンァ!」 俺が胸の突起に触れた瞬間、緋桜の身体が大きく跳ねる。 「…ここ、気持ちいいの?」 そう聞きながら、俺は緋桜の乳首を撫でたり、引っ掻いてみたりした。 「…ぁ…ん……わか……ない……」 そう言いながらも緋桜はピクピクと反応してるから、多分感じてるんだろう。 そういえば、前に触ったときも感じてたなぁと思い出す。 緋桜は元々敏感なんだろう。 「…っ…もう……そこばっか……やだ……」 緋桜の様子を楽しみながらしばらくそこを弄ってると、緋桜が涙目で訴えてくる。 本当、どうして緋桜はこんなに煽るのが上手いんだろう。 緋桜は『そこばっかやだ』と言って身体をモジモジとさせる。 緋桜のものを見るとそれはしっかり反応していて、そこからはトロトロと液を流している。 「こっちも触って欲しかったの?」 そう言うと俺は、緋桜のものを指で撫でた。 その瞬間、緋桜はビクンと身体を跳ねさせる。 このまま一回イカせてもいいんだけど、緋桜はすでに何回もイってるからこれ以上は辛いかな。 そう思って俺は、緋桜のものにはあまり触れずに手を下に下げた。 軽く後孔に触れると、緋桜はそれだけで息を飲む。 多分、"あの時"から一度も触れられていない緋桜のそこは、固く閉ざされていた。 本当はローションとか使った方が良いんだろうけど、生憎そんな準備なんてしてなかった。 どうしようかと思いつつ、緋桜のそこは緋桜の出した液体で濡れてるから、ここまで濡れてたら大丈夫かとも思った。 俺は念のため、自分の指を舐めて濡らす。 「痛かったら言って」 そう言って俺は指を一本、緋桜の中にゆっくりと入れた。 指一本だけとはいえ、やっぱりキツい。 それに……… 緋桜をチラッと見ると、緋桜は目をギュッと閉じてフルフルと震えていた。 身体に力が入って、息を詰めてるのが分かる。 「緋桜、息して」 そう言って緋桜の頬にそっと触れると、緋桜は自分が息をしてないのに気付いたのかプハッと息を吐く。 その後、ハァハァと数回呼吸を繰り返した。 息をしたことで身体の力が抜けたのか、キツかった緋桜の後孔が少しだけ緩くなる。 俺はそれを見逃さずに、指を奥に進めた。

ともだちにシェアしよう!