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第127話

(秋哉side) 俺は眠ってしまった緋桜を風呂に入れてベッドに寝かせた。 相当無理をさせてしまったことに今さら後悔する。 緋桜に散々煽られたとはいえ、あんな簡単に理性を無くすとは思わなかった。 今まで何人かの女と関係を持ったことはあったけど、どれもこうはならなかった。 どことなく冷めてた気がする。 俺がこうなるのは緋桜だけ。 でももうこんな無理はさせられないな。 そう思って俺は眠っている緋桜の顔を見る。 ただ……緋桜を洗ってた最中の反応はヤバかった。 そう思って、俺は宙を仰いだ。 勢い余って中出ししてしまったため、緋桜の身体を洗うときに中も洗った。 眠ってるからか、何しても反応しなかったのにその時だけは反応した。 甘い吐息を吐く緋桜に、俺自身押さえるのが大変だった。 俺はその時の事を思い出してため息をつく。 俺は眠っている緋桜の横に腰を下ろした。 チラッと緋桜を見ると、緋桜はスヤスヤと寝息をたててる。 そんな緋桜を見て、自然と笑みが溢れた。 終わった後、緋桜が笑ったような気がした。 俺が緋桜の笑顔を見たのは、緋桜が熱を出したとき。 もう何ヵ月も前のことだ。 今までも何度か笑ってるように見えた事があったけど、緋桜は基本笑わない。 また、あんな笑顔が見たいんだけどな。 そう思って、俺は緋桜を頭を撫でた。

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