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第259話

(秋哉side) イった後、二人してベッドに倒れ込んだ。 流石に疲れた。 どうやら俺も『初夜』って設定に思いの他興奮してたみたい。 最後の方、全然抑えが利かなかった。 そう思って『ははっ』と乾いた笑いが漏れた。 緋桜にも大分無理させちゃったな。 そう思って緋桜を見ると、今にも寝てしまいそうだ。 俺もこのまま寝てしまいたいけど、それをグッと堪える。 「緋桜、お風呂入ろ?」 俺がそう言うと緋桜は『ん』と少しだけ反応するけど、目は全然開いてない。 俺はとりあえず、緋桜を抱えてお風呂場に向かった。 緋桜を抱えながら、緋桜の体と自分の体を洗っていく。 緋桜の場合、中も洗わなきゃいけなかったからちょっと大変。 体を洗ってる最中は反応がないくせに、中を洗うときだけは反応した。 俺はまた抱きたい衝動に駆られるけど、それをグッと抑えた。 何とか緋桜を風呂に入れて、服を着せてベッドまで運んだ。 緋桜をベッドに寝かせて、俺は大きくため息をついた。 脱力しきってる人は重たい。 緋桜は元が軽いから普段は苦にならないけど、疲れてる時は少しきついな。 まぁ、緋桜の体を洗うのは嫌いじゃないから良いんだけど。 そう思いながら、俺も緋桜の横に寝転がる。 そうすると、緋桜がモゾモゾと動いてくっついてきた。 しばらく動いてた緋桜が俺にぴったりくっついて落ち着く。 そんな緋桜を見て、俺はクスッと笑みが溢れた。 「おやすみ」 そう言って俺は緋桜の額に軽くキスをすると、緋桜を抱き締めて眠った。

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