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第281話
(秋哉side)
緋桜と海を見てると、部屋に居た先輩たちも来た。
「わぁ~!夕陽がキレイ!」
そう叫びながら宮藤先輩が走って行った。
「翠、走ると転ぶよ!?」
と日向先輩が宮藤先輩を追いかける。
「ははっ、あいつらはしゃいでんな」
そう言って佐倉先輩が笑いながら来た。
「部屋にいたんじゃないんですか?」
「お前ら呼びに来たんだよ」
『そろそろ飯にしない?』と先輩は言う。
腕時計を見ると、結構な時間ここにいることに気付いた。
「すいません、気付きませんでした」
俺がそう言うと、先輩はクスッと笑う。
「良いって、中村も楽しそうだし」
そう言って先輩は緋桜に視線を向ける。
俺もそれに釣られて緋桜を見た。
緋桜は走り回ってる宮藤先輩と日向先輩を見て微笑んでた。
「…そうですね」
結局もう少しここに居ることにして、ご飯はホテル内にあるレストランで済ませることにした。
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