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第458話 受け入れる事

次の日、俺はまた生徒会室登校。 もう一度教室に行ってみたけど、やっぱりまだ駄目だった。 俺ってやっぱり駄目だなと思って落ち込んでたら佐倉先輩に『焦りは禁物』と言われた。 俺は先輩に結果報告するために仮眠室に先輩と来ていた。 話終えると、先輩は俺に背を向けて肩を震わせている。 どうしたんだろうと思ってよく見ると、先輩は必死に笑いを堪えていた。 「…わ、悪い。一昨日の夜に秋哉から話は聞いてたけど……くっ…本当、だったんだな」 先輩は笑いを堪えながらそう言う。 そんなに笑うところあったかな?と思って首を傾げると、先輩は更に笑った。 「まぁ良いんじゃないか?その行動で秋哉も吹っ切れたみたいだしな」 先輩がいまだに『くくっ』と笑いながらそう言う。 ……良いのか?何の解決にもなってないような気がするんだけど。 そう思いつつも、俺は先輩の言葉に頷いた。 「さぁ、そろそろ戻るぞ。これ以上二人きりだと秋哉が乗り込んでくる」 そう言って先輩がパンと手を鳴らす。 秋哉はそんな事しないと思うけど…… そう思いながら先輩と一緒に生徒会室に戻ると、部屋に入った瞬間秋哉がじっと見てきて、俺は思わず体が揺れた。 ……なんか、前にも同じ事があったような。 そう思って俺が少し狼狽えてると、何故か先輩たちが笑っていた。 「秋哉くん、ちょっと心狭すぎ」 「そんなに睨んじゃ駄目ですよ。ほら、中村くんがびっくりしてるじゃないですか」 と宮藤先輩と日向先輩が笑いながら言う。 秋哉はムスッとして顔を逸らしてしまった。 俺は結局何だったのか分からなくて、頭の中でハテナマークが飛び交っていた。

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