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※エロさ
昼休みの時間、そして授業が終わりすぐに部活をしに体育館へ向かい部活を終わらせた。
部屋に戻り、シャワーを浴びていた、のだが。
・・・結局母さんに電話して甘え方を聞いたらいいのかな。
ふう、そうしたいのは山々だけど、絶対バレるよね。
もう、素知らぬ振りしないと。うん、それがいい。
―――ピンポーン
「誰だろ」
身体洗ってたから急がないと・・・。
髪の毛びちょびょだ。
「はーい!!
ちょっと待ってくださーいっ」
浴室から大きな声で叫んだ。
聞こえてればいいんだけど。
ていうか、誰か、約束してたっけ・・・?
それよりも早くしないと待たせちゃう。
取り敢えずパンツ履いて出ちゃだめかな?
男子校だし男の人だけだからいっか。
悠眞は髪の毛が水で濡れていて、身体も水滴がつき濡れていながら扉を開けた。
誰が見ても、唆る。
エロい、姿。
「はー・・・・・・い?」
「っ・・・中に入るぞ」
「あ、はい」
扉の外に待っていたのは、聖人先輩。
押し入るように入り悠眞も引っ張った。
「どうかしましたか?」
同じ男だけど、さすがに、ジロジロ見られたら恥ずかしい。
しかも好きな人・・・聖人先輩の前だから尚更。
どうして、こんな姿で出ちゃったんだろう。
「襲って欲しいのか?」
「・・・・・え?」
いや、別に先輩になら・・・って。
「っ・・・!!!」
顔を真っ赤に染めて勢いよく俯いた。
恥ずかしすぎる。
「キスだけでも、してはダメか?」
「・・そんなこと、ないです。
っ・・・ていうか、そんなこと聞かないでください!!」
「なら今度から聞かないようにする」
するとすぐに"チュッ"と唇に触れるだけのキスをされた。
なんか、気落ち。舌を入れるキスかと思っちゃった。
・・・・・・僕、変態になっちゃったのかな?
引かれる。絶対引かれる、嫌われる。
「どうした?足りなかったのか?」
「・・・はい」
ああああああ言っちゃった言っちゃった!!!
絶対嫌われるよ・・・・・・。
「ならもう少しだけ」
もう一度唇が触れるだけのキスをしたかと思えば、聖人の、彼の厚い舌が入ってきた。
濃厚な、キス。
僕の舌を引っ張り出され彼に吸われる。
ジュルジュルと。
そして舌を絡める。
息が、できなくて。
それでももっとしたくて。
矛盾していた。
「ん、っ・・・ふぅ、んっ・・・・はぁ、」
「・・・可愛い、な」
「言わないでください!!!!」
もうなんか自分でも分かる。
耳が赤いよ、絶対。だって熱い。
頬も熱い。もうどこもかしこも真っ赤っかだと思う。
「それで、何か用事があったんですよね?」
サッ、と離れ話しながらバスタオルを取った。
さすがに、びちょびちょのままは、ね。
「ああ、8月の第二週土曜日は空いているか?」
「えっと、・・・確か1週間くらい後ですよね?
その日なら空いてます。どうかしましたか?」
「いや、2人で海に行きたいと思ったから聞いただけだ。
海、大丈夫か?」
「あ、はい!大丈夫です!!
行きたいです・・・、楽しみ」
つい、笑顔になっちゃった。
だって、楽しみなんだもん。
「・・・そういえば!」
「ん?なんだ?」
「僕明後日病院なんです。なので午後からいません」
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