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翌朝。
「ん~~っ・・・はぁ」
7時ぴったりに起きた。
今日の放課後は皐太くんと一緒に部活見学。
パンフレットも見ずに来たため何があるのか分からない。
歌とか、演劇とか。あればいいけどなぁ。
・・・と、その前に朝ごはん。
自炊しようと思ってたけど結局なんにも買ってないや。
食堂行かないと。
行ったらまた、長谷川先輩に会えるかな。
あれ。
なんで僕、こんなこと思ったんだろう。
・・・・・・気の所為、だよね。
こんなこと、思うわけがないのだから。
食堂に行って朝ご飯を食べたのはいいけど、やっぱりと言うかなんというか。
長谷川先輩はいなかった。
知ってる人自体いなかった。
相も変わらず人は沢山居たけれど。
早々と食堂を立ち去り部屋に戻って学校に登校した。
教室には既に半分以上の人が居て。
皐太くん達も居た。
「お、はよう・・・みんな」
「ああ、おはよう悠眞」
「はよ~っ」
ぎこちなく挨拶したのに、みんなは自然と普通に返してくれて。
昨日のことで気まずいと思ったけど案外そう思ってたのは僕だけだったのかもしれない。
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