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時は放課後、部活動見学。

あまりよく分からない授業を終え皐太くんと部活動見学をしに行くことになった。 前から約束していたしどんな部活があるのか知らないのでそれはとても楽しみで。 「あいつらはもうやりたいの決まってるらしい。 悠眞バスケやってたんならバスケ見てみる?」 「うーん・・・・・・、わかった。見に行こう? 勿論、一緒だよね?」 皐太に対して悠眞は綺麗な笑みで無言の圧力をかけた。 ・・・綺麗な人ほど笑うと怖い。 本当は、バスケを部活動としてやる気持ちはないんだけど仕方ないかなぁ。 僕はクラブとして続けていきたいから。 「あ、やっぱここか弓月」 「悠眞も来たんだな?まああれだけ上手いなら勿論か」 「にしてもここのバスケ部めっちゃ上手い。 御曹司でバスケできるって世間的にめっちゃモテるだろ」 「アホか」 「うわー、体育館広いね。 市の総合体育館より広さあるよ、ここ。 6面もあるなんて・・・」 「確かに広い...」 「あっれ~、な~んで悠眞くんがここにいるの~? あ、見学ぅ?」 嘘でしょ。 なんで、この人が――― 「・・・・・・・・・まぁ、はい。 というか、沢樹先輩こそ・・・」 「言っとくけど、僕はねぇ~、部員じゃないよぉ?」 「ならなんで」 「いいんちょ~と話に来ただけ。 でももう用事すんだし帰るねぇ~?」 勝手に帰ればいいだろう。 「あ、はい。どうぞ」 2人の間には少し険悪な空気が漂う。 その空気を皐太や弓月も少なからず感じていた。 「悠眞」

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