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心配。
「大丈夫か!?」
「あ・・・・・・・・・・・・・・・はい・・・。
大丈夫、です」
ストレス、かな。
最悪、先輩に見られた。何も知らない人なら良かったのに。
長谷川先輩は政信叔父様から聞いているから。
「休んだ方がいい。り・・・じゃなくて、あの方には後で連絡しておく」
「・・・はい」
ほら。心配症。
僕は、迷惑かけすぎだ。
先輩にも、政信叔父様にも、両親にも。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。心配かけてすみません」
「いいえ」
副会長、優しい。
こんな僕に、心配してくれるなんて。
「なあ!!!!これからパーティーするんだ!!
来るよな!?!?」
は?
「行くぞ、悠眞。放っておけばいい」
「・・・失礼します」
背後から聞こえてくる騒音を無視しながら寮の部屋へ行く。
その足取りは早いがこちらを心配しているのは隅まで伝わってくる。
「あの、もう大丈夫ですから」
もう、自分の部屋のベッドの上。
ひとり、悠眞は横になりながら手を握られていた。
そう、聖人に。
「本当か?・・・・・・俺は、心配だ。お前のことが。
発作は、もっと酷いのか?」
「もっと酷いというか、意識消失なので僕は何とも感じないんです」
「・・・ああ、そうか」
暫く、無言の状態が続いた。
だが、悠眞は口を開いた。
「あの・・・、そろそろ手を・・・・」
「あ、すまん。」
心配、かけてるなあ。
「・・・・・・心配かけて、すみませんでした」
「お前が謝る必要はない。俺は大丈夫だ」
「それでも、心配と、迷惑をかけたのは事実ですから・・・」
「お前は・・・、マイナス思考すぎるな」
「ごめんなさい。でも、もう癖みたいな感じなんです」
「癖、か・・・・・・よし。なら俺と一緒に治していこう」
「一緒、に?それってどういう・・・」
「まあ邪な気持ちもないと言ったら嘘になるが」
「?」
何言ってるか、理解ができない・・・。
どういうこと。
「一緒に治していく、というのは・・・まあ、な。
治していくのが本題だがお前と一緒に居られるだろう?」
「あ・・・」
そういう、ことか。
先輩には告白?されたし・・・、嬉しいのかな?
僕には、分かんない。その気持ち。
「1つだけ、言っておきたいことがある」
「なんですか?」
「・・・俺がお前を好いていることを、忘れないで欲しい。
今はまだ保留だが、その内答えが欲しい。
いいな?」
「はい、分かりました」
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