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気持ちの自覚。

・・・・・・ぱち。 すぅ、っと静かに目を開けた。 今更、何を。 あんなこと、言われなれていると言うのに。 僕は、綺麗なんかじゃない。 昔から、言われてきたじゃないか。 「今、何時」 あれ、目が、霞んでる。 ・・・・・・涙。どうして。 瞬きすると同時に、雫がつぅ・・・、と滴り落ちる。 7時半、か。まだ、大丈夫。朝食でも作ろうかな。 立ち上がる・・・いや、正確には立ち上がろうとしたのだが。 ふら・・・・・・ドサッ ああ、またか。 また、か。 意識消失はない。 よかった。発作では、ないから。 でもまだ、クラクラする。 「はぁ・・・・・・」 床に寝そべった。正直、だるい。 今回ばかりは、もう、学校に行きたいのに。 色々ありすぎてなんかつらいよ。 長谷川先輩や皐太くんの告白。 沢樹先輩のこと。あの人は、怖い。 瀬野先輩や凪沢くんのことも。 沢樹先輩も分からないけど瀬野先輩も分からない。 僕は別に長谷川先輩のことなんて・・・・・・なんて。 好きじゃ、ない。・・・好きじゃない、はず。 あれ、なんだろう。この気持ち。 この気持ちは、なんだろう。 先輩のことを考えるだけで、胸がぽかぽかして。 顔が熱くなって。耳まで。とにかく全部が熱くなる。 どうして。・・・・・・どうして僕が恋なんか? 好きという気持ちが分かんない。 でも、もしかして。もしかしてだけど。 これが・・・・・・"好き"? 先輩のことが、好き、なの? ・・・好き、なんだ。

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