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休み時間。

休み時間。 悠眞の元に、とある人が訪ねてきた。 「神風悠眞、来なさい」 その人は、瀬野夏妃。 「あんた、長谷川様とまた一緒に居たよね? うちの隊の子が見たって、言ってたんだから!!」 「・・・ただ、会っただけですよ」 「嘘言わないで!!その後部屋に行ったでしょ!?」 「確かに、部屋には行きました。 だけど2人きりじゃありません。 皐太くん達クラスメイト数人もいましたから」 「嘘言ったって分かるんだから!」 「嘘じゃありませんよ。嘘だと思うのならどうぞ、弓月くんでも先輩にでも聞いてください」 「っ・・・・・・覚えてなさい」 走って、出ていった。 こければいいのに。 黒い感情が、じわじわと出てくる気がした。 というか、何を覚えていろと。 ああ、やっぱり疲れる。 「あーだっる」 ダメだ、あれから全然気持ちが上がらない。 もう考えることも放棄しそうで。 全てが面倒、そしてだるい。 ・・・サボってしまおうか。 どうせ、次は奈宮先生の授業。 一応、話だけは通しておかないと。 ガララ 「先生」 「お、なんだ?」 「サボります」 「・・・は?」 「ちょ、お前急に何言ってんだよ」 「すみません」 「いや、・・・・・何かあったか?」 「そう捉えていただいて構いません」 「あのな、何でそんな他人行儀な話し方なんだよ。 おかしいぞ」 「元からこうです。失礼します」 後ろで叫ぶ奈宮先生を無視して歩き続ける。 そして、チャイムが鳴った。 政信叔父様に、言われるのだろうか。 僕は、どうしたいんだろう。 もう、ワカンナイ。自分が、ワカンナイ。

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