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第78話
☆真ん中は神様☆
下駄箱で靴を履き替え学校をでた俺達はいつもの帰り道を歩いていた。
「なぁ、透」
「何?」
「どうしててめぇが小春の隣を歩いているんだ?」
「千秋のことを隣にしたら小春に何するかわからないから」
「何もしねぇよ」
「どうだか」
そう。
俺、透、東条 千秋の順番に並んで。
流石が神様(透)だ。
俺が東条 千秋の隣になるのを見事に阻止してくれたよ。
あんな奴の隣にいったら拒否反応が楽しいくらいに発動しますわ!
透は俺の体質知ってるからそう行動してくれてるだけだけど。
でもそう2人して火花を散らして歩かれると俺が迷惑なんだよね…。
夕方でちらほら人がいるわけで、通りすがる人達が俺達3人をチラチラ見ていくし。
更に言うと2人がイケメンだから女の子達が反応して『あの2人、睨み合ってるけどかっこいいよね。』とか聞こえてきた。
勿論、俺は含まれませんよ。
なんたって、俺の顔が平凡だから!
てかなんだよ。
睨み合ってるけどかっこいいって。
いいなー、イケメンはなんでもかっこいいから。
本当神様って不平等だよね。
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