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「あ、少し勃ってきましたね」 「!」  その声に促されるようにして下半身を見つめるとたしかに上を向き始めていた。 「溜まってるんですね。もうこんなになってますよ」  びくびくと震えるそこに息を吹きかけられ小鳥遊の腰がかくかくと震えた。先端からはじわりと先走りが漏れ始めている。 「失神しないでくださいね」  意味深な言葉を囁くと岸本が小鳥遊の怒張を飲み込んでいった。久しぶりの感触に体が反応してしまう。ぐぷぐぷと簡単に飲み込んでいく岸本の後孔は中までとろけている。1番奥深くまで突き入れると、ゆっくりと腰を動かしてきた。  嫌だ。こんなふうに犯されるのは……。  だんだんと腹の奥から込み上げてくる快感を頭で振り切り、感じないように別のことを考えようとする。岸本は気持ちよさそうに腰を振っている。 「っは、すごっ……部長の硬くて太くて……こんなに奥まで突かれたことないっ……んん」  1人で楽しむ岸本をよそに文字通り喰われている小鳥遊は気が気ではない。腹の奥のものが今にもせり上がってきそうでそれを必死に耐える。 「あ、大きくなった。いいですよ俺の中に出しても。中出ししたいでしょ?」  その言葉を聞いて小鳥遊のものは素直に昂り始める。そんな自分が情けなくて腕で顔を覆った。 「……もう、いい」  小鳥遊は静かに呟くと岸本の体を持ち上げた。 「うわっ……なんだやる気まんまんじゃないですか」  正常位の状態で小鳥遊は腰を動かした。相手のことなど気遣いもしない激しい動きを岸本はなんなく受け入れていた。

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