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「ぷはっ……すごいおっきい」
「言うな」
「だってほんとに……」
「……早くしろ」
気づけば岸本にそう指示していた。自分でも驚いた。恋人でもなんでもないのにこんなお願いをする自分が信じられない。だが今は与えられる刺激のせいで頭が馬鹿になっているだけだと思い込む。
「んっ……あ……ふ」
舐められているのは俺の方だというのに岸本が喘ぎ出す。その声がやけに甘ったるくて腰に響いた。肉棒が岸本の口内を突き立てる。岸本は苦しそうにしながらも口を離そうとしない。
一際大きく膨れ上がるのを感じて小鳥遊は岸本の顎を開かせた。その瞬間ずるりと口内から引き抜いたものの先端から飛沫が上がる。飛び散った白濁は岸元の顔を濡らしてしまった。故意ではない。小鳥遊は事後の余韻に浸る間もなく慌ててウェットティッシュを手渡した。
「……苦い」
口端にかかったものを手に塗りつけて舐める姿は猫のようだと思いながらも、それが自分の出したものだと思うとやめてほしかった。
「舐めるな。これで拭け」
「顔にかけるの好きなんですか?」
大きく首を振る。ここは否定しなければならない。
「口の中に出すのが悪いと思っただけだ」
「素直じゃないですね」
じゃあと言って岸本が小鳥遊の手を握る。そのまま岸本の股間に導かれた。そこは先ほどよりも大きくなっている。
こいつ舐めながら興奮してたのか。
なんて変態なやつだと思いながら手先に触れる感覚が久しくて、つい指を動かしてしまう。
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