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「シャワーを浴びてからのほうがいいだろう」
衛生的に、と呟いて部長は立とうとする。それを引き止めて下着を下ろした。少し勃ち始めていたのか斜めを向いているそれをちろちろと舌先で舐める。部長の匂いに頭がくらくらとする。もっと近くで感じたくて舌を絡める。舌先にしょっぱいものが広がった。部長も感じてくれているんだとわかって嬉しくなって頭を動かす。
「っ」
頭上で息を飲むような音が聞こえる。部長の手を探り当て恋人繋ぎにした。ぎゅっと掴むとそれに呼応するようにぎゅっと力を込めてくれる。それが嬉しくてたまらなくて口に含んだまま上を向いた。部長が今どんな顔をしているか見たくて微笑んでしまった。それがいけなかったのだろうか。
「っは……」
どぷっと口の中に苦い液体が飛び散った。びくんびくんと震える竿を口から離すまいと含んでいると、部長の腰がぴくりと反応するのが見えた。部長イっちゃったんだ。いつもは遅漏なのに……。なぜか自分の体が熱くなる。
「……馬鹿野郎」
首根っこを掴まれて部長のものがずるりと口から溢れる。たらっと口端から垂れる白蜜を部長がティッシュで拭き取ってくれた。口内に残ったものは美味しくいただく。ああ、部長の味がする……。
耳まで真っ赤にさせた部長を見れるのはスーパーレアだった。ほんとは写真に撮って毎晩でも見たいがそれは許されないので心のシャッターを切る。腕で顔を覆ってしまったのでどんな目をしているかわからない。ほんとうは1番目が見たいのに。
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