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「んっ……ふっ……」  激しい水音が2人の間で生まれる。部長の薄い唇が俺の唇に押し当てられる。何度も角度を変えて深く舌を捻じ込んだ。触れた舌先からじんわりとした熱がやってくる。とろけるようなキスに頭がぼーっとしてくる。部長ってキス上手なんだよなぁ……。 「んん!?」  舌を舐められたまま部長の長い指が俺の後ろにまわる。双丘を撫で回し鷲掴みにしながら感触を楽しんでいるようだった。蕾から溢れる体液をすくうとそれを滑りにして指を中に入れてくる。抵抗なく受け入れていくそこはきっと小鳥遊部長を受け入れたくて仕方ないんだろう。一気に3本も指を飲み込んでいる。自分の体ながら恥ずかしい。しかし部長はその間も俺の瞳から目を離そうとしない。じっと、慈しむような目で見つめてくれる。奥深くまで突き立てられた指が中のしこりに触れた。びくんと腰が震えるのを見て部長はキスを止めた。もう少しされたかったな……。  ぐりぐりと中を押されて気持ちいい。腰をくねらせて誘うように動いてしまう。それを部長は無言で見ていた。でも足りない。もっと奥深くまで突き立ててほしい。俺は無我夢中で部長の腹の上に乗った。自ら導くようにして部長の剛直を支えてそこに腰を落としていった。 「ふ、ん……あっ……んん」  ずぷずぷと美味そうに飲み込んでいくそこに自分でも目を閉じたくなる。なんて淫らな体なんだろう。自重とともに最奥まで突き立てられた穂先がどくどくと震えているのが伝わってくる。直に小鳥遊部長のものを感じることができて胸がぶわっと熱くなる。

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