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「あ、勃ちました?」 「……黙れ」  今はほんとに間が悪い。俺は張り詰めたそこに意識がいってしまう。一人暮らしならば1人で抜いていた。だがしかし、今は岸本がいる。 「じゃあ部長のチョコバーいただきますね」  あーん、と口を開けて舐める仕草をする。いつもは大型犬に見えるが、今日は猫耳のせいか猫っぽい感じがして妙に緊張してしまう。  岸本は俺のスウェットのズボンを下ろすと、下着越しに昂ったものをよしよしと撫でてくる。その動きがこそばゆくて、俺は軽く身を捩らせる。 「……今日はやけに素直なんですね」  暴れないなんて珍しい、と口にして岸本が俺の下着に手をかける。それはぺち、と音を立てて岸本の頬をぶった。それに興奮したのか岸本が頬を上気させる。目は獲物を捉えた猫のように鋭い。 「逃げたら噛みますから」  そんな脅しの言葉とともに岸本が俺のものを飲み込んでいく。ちろちろと猫のようにざらついた舌が俺を刺激する。  たっぷりと濡れた口内で扱かれ、正直頭を押さえつけてやりたいくらい気持ちいい。しかし、俺はあえて岸本に身を任せる。

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