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負い目①

下着に手をかけた湯田の手が止まった。 それにも気付かずに、恥ずかしさに目を瞑り流されるままになっていた俺。 「…シノ、震えてる」 その言葉に驚いて目を開けた。 確かに俺の身体は小刻みに震えていて、自分でも情けなかった。 …だっさ、俺。 「そんなに“嫌”だった?」 俺じゃだめ?と辛そうな顔した湯田に、俺も泣きそうになった。 「ちがう…」 「…まだ、徹平さんが…好きか?」 「ちがう!!!」 そうじゃない。 そうじゃなくて…… 「湯田はキラキラしてるから…」 「…」 「俺じゃ……だめ、だと思う」 ぽろぽろと瞳から雫が落ちて、頬を伝うのを湯田が「泣くな」と言って人差し指ですくってぺろりと舐めた。

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