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罰④

さっさと手ぇ離せや、ばーーか!! と、心で叫んでやれば 逆に手をもう1度引っ張られる。 そんで、あろうことか湯田の上へと座らせられる。 湯田が大きく足を開いてくれてるおかげで、その間にすとんと尻が収まってしまった。 俺、華奢だからな。 こんな屈辱的なことになるなんて、湯田は悪魔だ。聖水ぶっかけたら消えたりしないかな。 「…寝る」 「はぁ!?」 俺の肩に顎を置いて寝ようとする湯田に声を荒げてしまった。 でも、それに対しては そこまで嫌悪を感じていないらしく 「あと、俺はツンデレじゃないから」 これは罰だから、と俺の腰に腕を回して離す気はないのか強く抱きしめられた。 …何に対しての罰なのか、いまいちよく分かんないけどこれで許してくれるなら…なんて甘い考えをもってしまった俺は本当にバカだった。 矢沼には笑われるしバカだねって言われるし先生からもクラスメイトからも変な目で見られるし 何より、この体勢を昼休みまで課せられてしまい、本当の本当に泣きたいと思った。 授業中、俺を抱きしめて眠っている湯田にシャーペンを刺してやりたいと何度も思ったことは本人には黙っておこう。

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