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暴露①

その日の放課後。 校門を抜けると、女の子数人が誰かを待っていた。 前に通ってた学校の女子なのでは…と身構えたけど、この前のような衝撃的なクラスメイトとの再会がそう何度もあるわけがなく、制服からして少し離れた場所にある女子校の女の子たちだと察した。 しかも…多分お嬢様学校のはずだ、あそこは。 「あの……これっ!!!!」 そう言って手紙を渡されたのは、俺ではない。 隣に立つ長身の赤髪に、だ。うらやましいぞ、湯田。 「ん〜〜雅貴、僕とシノはあっちで待ってるから〜」 きゃあきゃあと黄色い声が聞こえるこの状況に慣れているのか矢沼は当たり前のようにそう湯田に告げ、帰り道にある小さな公園を指差しながらそちらへ歩いていった。 俺もそれについていくしかなくて、湯田をちらりと見ながらも矢沼の隣に並んだ。

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