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「先輩……、これ………」 「………」 「こっち向いて?」 「………やだ」 引かれたと思ったけど、二言目で確信した。 笑ってやがる…!! 「せーんぱい?」 「…………」 「こっち向かないってことは、浮気したってことですか?」 「ちげぇよ!!」 正面を向くと、ばっちり城崎と目が合う。 あー、まんまと罠に掛かった。 というか、すげぇ意地悪な顔してる…。 「先輩のだったんですね。何でこんなの付けてるの?いつからですか?」 「付けたくて付けてるわけじゃないから…。」 「じゃあ何で?」 「教えない。というか、見るな。」 「え〜?すごく似合ってますよ。俺、変な性癖開拓しちゃいそうです…。」 褒められているものの、全く嬉しくない。 付けたくて付けてるわけじゃないし、なんなら付けたくない。 しかもこんな女性ものみたいな…。 「男らしい体つきなのにブラジャー付けてるのと、先輩の照れた顔が相まって、チンコにきますね…。」 「うわっ…、ちょ、でか……」 城崎は興奮してるらしく、ガチガチにおっ勃てている。 そんな城崎を見て何も思わないわけもなく…。 ジワジワ濡れていくパットの感覚に、興奮と背徳感が入り混じる。 「先輩、外すよ?」 「だ、ダメっ!城崎っ!」 城崎の手がスルスルと背中に回り、器用にホックを外した。 手慣れてやがる!! 何でだよ!ゲイじゃねーの?! そんなこと考えてる余裕なんてないことに、ワンテンポ遅れて気づく。 「先輩、これ何?」 「………っ」 「ミルク…?先輩、母乳出るようになっちゃったんですか………?」 城崎の指が乳首に触れると、またじわっと母乳が(あふ)れる。 何だこれ。興奮するたびに溢れるように出てくるんだけど…。 「これが休んだ原因?」 声にするのが恥ずかしくて、首を縦に振ると、城崎は微笑んだ。 そんな顔、狡い。 でも優しい表情とは裏腹に、城崎の指は俺の乳首をくりくりと()ね始める。 「ひっ…!あっ、あんっ…!城崎やだぁっ…!」 「すご。いっぱいミルク溢れてきてますよ、先輩。」 「やだっ…、怖いっ、怖い〜……」 「先輩、痛い?大丈夫?」 「い、痛くないけど…っ、怖いっ!」 コリコリ、コリコリ… 城崎の執拗な愛撫に、俺は喉を反らせた。

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