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先輩は何度も何度もイッて気持ちよさそうに俺を求める。 「あっ…、ぁ、そこっ…、気持ちィ…、城崎…っ!」 「んー、ここ?」 「そこっ…!あ、クるっ!イクっ!!」 まだ俺はゆっくりと優しく動かして、一度も中出しはしていないのだが、どうにも先輩は感じすぎるらしい。 可愛いな…。 いつもの先輩の方が好みだけど。 男の姿のまま、赤ちゃんできればいいのに。 「先輩、そろそろ激しくしていい?」 「っ…?」 「先輩の中にい〜っぱい出してあげるから。」 わざと声を低くして、先輩の好きな耳元にフッと息をかける。 先輩は顔を真っ赤にしながら、おずおずと足を開脚させた。 俺は先輩の両脚を掴んで、上から刺すようにガツガツと腰を落とした。 「あっ!やっ!あっああ!あっ!」 「ふっ…。声、やば。」 「イクッ!アッ、イク…っ!ひぁあっ!!」 「いーよ、俺も出すから。」 俺が律動を早めている間、先輩はメスイキしまくっている。 マジで何回もイケるんだな。 先輩気持ちよさそう。 「……っ、出すよ……!」 「ああぁっ!あっ、アッーーー!!」 できるだけ奥の方に、必ず妊娠しろと願いながら大量の精子を放った。 先輩の中からゆっくりと抜き出すと、血混じりの乳白色の液体が一緒に溢れ出す。 処女膜破ったからか。 「え…っ、血?なんで……??」 「いや、先輩処女だから。」 「あ……、そっか。」 先輩は驚いていたが、理由を知って納得したようだった。 ベッドから立ち上がり、冷蔵庫から水を取る。 先に先輩に飲ませてあげようと差し出すと、先輩は俺の分を残すことなく全て飲み切った。 「ちょっと…。俺のは?」 「あ、ごめん…。なんかすげぇ喉乾いてて…。」 「そりゃあんなに喘いだら乾くでしょうね。」 そう言うと、またりんごみたいに赤くなる。 こんなに何度も赤くなるのは、肌がいつもより白いからなのか。 本当に変わったのは体と声だけで、中身は先輩そのまんまで安心する。 「先輩、絶対元に戻ってね。」 「え、でも……。このままの方が都合良くない?」 「ん?」 「一緒に手繋いで外歩いても誰にも後ろ指指されないし、堂々とデートしてキスしてホテルきて、結婚だってできるんだぞ、このままだったら…。」 「んー、でも俺、先輩にはありのままの姿でいてほしいし。」 「こんなでっかいおっぱいがあるのに?!」 先輩はたわわに実った乳房(ちぶさ)を見せつけるように支えながら、俺に力説する。 先輩は元々ノンケだしな…。 おっぱい好きだわ、そりゃ。 「俺、おっぱいそんなに興味ないし。」 「!?」 「男の先輩が好き。」 「へ、変なの…。」 「先輩、俺のこと好きになってくれてありがとう。」 先輩のおでこにチュッとキスをしたところで、俺の意識は途絶えた。

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