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SS3-3

かっっっわいい。なにこれ。なにこれ?!! 自分の手の中で、硬く大きく成長していく過程を見つめながら、今までにない高揚感を覚える。 時々先輩が眉を(しか)めたり、「ん…」って声を漏らすのがそれまた可愛い。 ていうか、今更だけど何で裸なんだよ。 パンツ一丁でベッドにいるなんて、食ってくださいって言っているようなもんだ。 あ、もしかしてそういうこと? 疲れた俺へのご褒美? とか思いたいけど、先輩のことだからただ疲れて寝落ちちゃっただけかもなんて思って手が止まる。 「先輩……起きて………」 スラックスの中で今か今かと待ちわびている俺の中心。 もう本当に辛い。 先輩の中で動きまくって全部吐き出したい。 そんな欲望の一方で、こんなにも無防備で可愛い先輩に手を出したくない気持ちもある。 見ているだけで幸せなんだもん。 疲れているだろうし、このまま寝かせてあげるのが紳士なのかも。 まあ俺が散々触って、トランクスはばっちりテント張ってるけど。 勃たせたのは自分なのに、また柔らかくなってくれないかななんて期待する。 さっきの状態、写真に残しておけばよかった。 ポロリってあんな感じなんだな。 すっげぇムラムラした。 いや、今もしてるんだけど。 ラッキースケベに(じょう)じて、()けたふりして股間に顔(うず)めちゃダメかな。 「あーー、やば。」 想像しただけで顔が緩む。 俺変態すぎじゃん。 でも仕方なくない? 先輩が悪いでしょ、これ。 ヤバい、本当に痛すぎてどうにかしないと。 「………………ふっ…」 先輩の隣に横になって、シャンプーのいい香りがする先輩の髪の毛を嗅ぎながら自慰に(ふけ)る。 あー、イキそう……。 「ん…………、城崎………?」 「あ。」 「おかえり……。」 眠そうに目を擦りながら起きる先輩。 イキそうだったのが、驚いて一瞬おさまる。 先輩は俺の手の先にあるものを見て、カッと頬を紅潮させた。 俺と過ごしてて、どうしてこんなにもウブなのか? もし計算だとしても、可愛すぎて許せてしまう。 「先輩、一緒にヌく?」 「えっ?」 「先輩のも勃ってるし?」 「っ!!」 俺は素知らぬふりして、先輩のテントを指差しながらそう言った。 先輩は下を見て、さらに顔を赤くする。 俺が弄って硬くしたのに、まるで先輩が夜間勃起していたかのように振る舞った。 可愛い〜………。

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