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恋人に組み敷かれて抵抗する理由もなく、俺は城崎に体を委ねる。
城崎はプチプチと俺のシャツのボタンを外し、びっくりした顔をする。
「センセー、陥没乳首なの?」
「うっ……、悪い……?」
「んーん。すげぇ興奮する。」
「ひぁっ…!?」
チュッと乳首にキスされて、俺は腰を浮かす。
城崎、格好良い…。
それに今より幼くて、言葉も乱暴で、なんだか可愛い。
好き。超好き。
「センセー、抵抗しないの?」
「あっ……!」
「ブフッ…(笑)自分の立場、分かってる?」
「ちょ、やめろって…!」
「抵抗よっわ。やめさせる気ないでしょ。」
「…………」
「まぁ抵抗するフリでもしててよ。その方が燃えるし。」
何この悪い子…!
しかもこの頃からセックスは上手いのかよ…!
いや、これは夢だから、俺のご都合主義で上手いだけかもしれない。
「センセー、集中して。」
「あっ…、だ、ダメ……」
「そーそー。抵抗して偉いね。」
「……っ!!」
遊ばれてる…!!
悪戯 な笑顔で笑う城崎が可愛すぎて、怒るに怒れない。
「センセー、名前は?」
「あ、綾人……」
「名字じゃなくて下の名前教えるんだ?」
「へっ?!」
「じゃあご希望通り、下の名前で呼んであげるね?綾センセー。」
「っ!!!」
「顔赤くして…。可愛いね、綾センセー。」
無理!無理無理!!
城崎夏月という人間、エロすぎてもはや犯罪者だ。
社会人城崎と違って、学生だからこその破壊力がある。
「綾センセ、これって出てくる?」
「ふぇ…?」
「俺、陥没乳首初めてだから。センセーらしく教えてよ。教えるのが仕事でしょ?」
「え…、それは……、えっと…、指先で…くりくりってしたら……、ああぁっ♡」
「喘いでたらわかんないよ。クリクリしてどうすんの?」
「あっぁ…、つ、爪で…ッぁ、摘ん…でぇ……」
「んー、……こう?」
「ひあぁっ♡♡」
「え、嘘…。もうイッたの?」
本当に分からないのか、わざと分からないフリをしているのか。
教えた通りにくれる刺激は強すぎて、乳首だけであっという間に達してしまった。
城崎は本当にびっくりしているようで、俺の股間にズボン越しに触れて唖然としていた。
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