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それから毎日、城崎への特別授業が始まった。
夢だからすぐに覚めると思ったら、もうあれから一週間。
月曜1限、火曜4限、水曜1.2限、あと木曜と金曜も。
多い時は1日3回、準備室で城崎と身体を交えた。
高校生城崎、恐るべき底なしの性欲モンスター。
「綾センセー」
「な、なに……?」
「センセーも若いのに、バテるの早くない?」
「そ、そうかな……?」
もしかして俺、中身は30歳のままなのか…?
いや、多分城崎が性欲ヤバすぎて、20代前半の俺でもさすがにバテると思うけど……。
城崎はぐったりと机にもたれかかる俺を見つめながら、俺の髪を梳く。
「城崎さ……」
「うん?」
「俺と付き合う前は……、その……、男女構わずシてたの……?」
「はぁ?」
「その……、他の先生に……聞いて……」
言っていいものなのか迷いながら、言葉にする。
城崎は呆れた顔で俺の尻を撫でた。
「ヒッ…?!」
「そもそも女は勃たない。」
「へっ……?」
「あと、もう男も勃たないと思う。」
「………?」
「あー、もう……。だから、綾センセーじゃないと勃たないってこと。」
城崎は照れ臭そうに、乱暴にそう言い捨てた。
何それ……。
「見んな。」
「城崎………っ」
「言っとくけど、綾センセーも顔真っ赤だからな…。」
「うん。嬉しいもん…。」
顔を隠す城崎は耳まで真っ赤で、きっと顔全体赤くなってるんだと思う。
好き。超好き。
「城崎……」
「次は何だよ?」
「俺がいなくなったら、どうする…?」
「はぁっ?!何?転勤すんの?!」
「いや、しないけど…。」
「なんだよ。………焦ったじゃん。」
やべぇ……。
現実に戻りたくない…かも……。
「城崎………」
「もー……。何?」
「……好きだよ。」
「ぶっ…!ゴホッ…!!は、はぁっ?!」
「突然、言いたくなって…。」
「……………俺も好きだから。」
「へ?」
「綾センセーのこと、身体だけじゃないから。それだけは覚えておいて。」
きゅぅん………。
胸が苦しい。
どうしよう……。
学生城崎に惚れたら、今の城崎に怒られちゃうかな…?
同一人物だから、いいかな……?
「城崎……」
「だから、何…っ!!」
「へへっ…。びっくりした?」
「〜〜っ///」
「城崎可愛い…ッ、ン」
「………仕返し。」
お互い不意打ちのキスをし合って、そして見つめ合って、舌を絡めあって大人の深いキスをした。
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