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顎が外れそうだ。 城崎二本分。 一本でさえ苦しいのに、俺はよく頑張ったと思う。 咽せまくったので体力も消費し、ベッドにころんと横になる。 「せんぱーい、もう終わり?」 「まだ俺たち元気なんだけど〜。」 30歳の体力を考慮してくれない年下彼氏。 さっき出したばかりのくせに、ビキビキだ。 そもそも城崎は絶倫だから、いつも体力先に尽きるのは俺の方だ。 二人にするなら、普通俺を二人にしない? そうじゃないといつもの倍、俺の体力が削られるんだけど…。 「もう疲れた…」 「「えぇ〜?」」 「優しくして…。」 残念そうな城崎の顔。 ごめんな。ろくに満足もさせてやれない恋人で…。 と、本日は終了モードを出してみたが、城崎は諦めていなかったらしい。 「じゃあ先輩は寝転んでるだけでいいですよ♡」 「俺二人でご奉仕します♡」 「待って…、それは待って」 「「待ちません♡♡」」 ベッドに仰向けにされ、股にたっぷりとローションをかけられる。 ピトッ…とアナルにペニスが押しつけられる。 「城崎…っ、待って…」 「挿れますよ。」 「ぁっ…♡♡」 本当に待ってくれないらしく、正常位で挿入された。 もう一人の城崎は順番に次挿れるのかと思ったらそうではないらしく、目の前にぶらん…とペニスが垂らされる。 「俺はこっちで気持ち良くしてもらいますね?♡」 「待っ…、無理……、オッ」 口にズボッと城崎のペニスが押し入ってきた。 片方はお尻にピストン運動、もう片方は口にピストン運動。 上も下も苦しくて、でも気持ちいい。 「おっ…ぁ…っ、ゲホッ…」 「あ〜♡気持ちいい♡いつもよりキュウキュウしてる、先輩のお尻♡」 「先輩、次は俺が後ろ気持ち良くしてあげますからね〜♡」 バカ言うな…。 こんな…、こんなの…。 「先輩、目がハートですよ〜?」 「気持ちいいの?かーわいい♡」 「ちょっとトんでない?」 「それくらい気持ちいいってことですよね?♡」 上も下も同時にズブズブ抜き差しされ、喋ろうにもそれは許されない。 苦しい。 苦しいのに…、めちゃくちゃ興奮する。 「もういいかな?」 「後ろはとろっとろだもんね、先輩?」 「じゃあいいか。」 口を犯していた城崎はペニスを抜き去り、俺の足元に移動する。 嘘だろ? 「城さ……、待っ……」 「「一緒に天国にイキましょう♡」」 愛してやまない彼氏二人分の二輪挿し。 呼吸も忘れてしまうくらいの衝撃と痛みと快感に、俺は意識を飛ばした。

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