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SS7-6

城崎は俺のお願い通り、中の良いトコを擦りまくった。 俺は何度も中だけでイキ続け、城崎をぎゅうぎゅうと締め付けた。 今朝空っぽにしたばかりのはずのゴミ箱が、ティッシュとゴムで満たされていく。 「先輩、意地悪していい?」 「ゃ…だっ…」 「だって意地悪好きなんでしょ?」 欲求が満たされ少し余裕が出てきたのか、城崎はさっきのしりとりのことをほじくり返してきた。 あー…、この顔……。 意地悪なことしようとしてる時の顔だ……。 子どもっぽく笑うから、可愛くて好きだけど……。 「もう一回お願いして?」 「〜〜っ///」 エッチの時の意地悪は大抵こうだ。 俺が欲しい時に「待て」をさせられる。 お尻の穴に城崎の先っぽを当てられているのに、中へは挿入(はい)ってこない。 俺がお願いしたら、挿れてくれるんだろうけど…。 「意地悪……っ!」 「うん。意地悪してる。」 「っ!!」 「早くお願いして?」 ムカつく…! ぷぅっと頬を膨らませて怒ってることを伝えるけど、指で(つつ)かれて(しぼ)んだ。 「あざとすぎ。」 「だって…!」 「あーあ。やめちゃおっかな。じゅー…、きゅーう、はーち……」 「待って!」 「なーな、ろーく…」 「待てってば!!」 意地悪な時の城崎は、お願いしないとマジで辞めちゃう時がある。 俺は城崎の口を両手で塞ぎ、お願いを口にしようとして一旦止まる。 ああ、無理。面と向かってなんて、やっぱり恥ずかしい…。 目を逸らして、小さな声でお願いした。 「中の…、俺の好きなとこ……、もっといっぱい擦って…?」 「………」 「……城崎しか考えられないように…して……」 「任せてください、お姫様♡」 城崎はにっこりと笑って、俺の両脚を開いて肩に掛けた。 あまりにも恥ずかしい体勢に、俺はお願いしたことを後悔して赤面する。 「し、城崎っ…!この体勢やだ…っ!」 「イケメンで、おまけにいい身体で、体力バカで、意地悪だけどキスは上手い俺が、先輩のこと気が失うまで愛し尽くしちゃいますね♡」 「あっ、ま、待って…!ああっ♡♡」 ズプンッ…と、また勢いよく城崎が中に入り、言葉通り疲れて気を失うまで愛し尽くされた。

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