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SS8-2
貞操帯って鉄っぽいのとか、冷たくて硬いイメージがあったけど、これはなんだか樹脂素材っぽくて柔らかい。
これで射精防げるのか…?
「先輩、大丈夫。これ射精できないですよ。」
「へっ?!」
「今日は射精禁止って言ったでしょ?外して欲しかったら可愛く強請ってくださいね?まぁ外してあげませんけど♡」
城崎は俺の考えてることなんかお見通しだった。
でも柔らかいとは言っても、いつも付いてないものが付いていると、窮屈感がすごい。
眉を顰めていたら、城崎に何か手渡された。
「これカウンターね。イッた感覚があったらカウントして?できる?」
「………俺がすんの?」
「別に俺が先輩がイッてそうだなって思う時に押してもいいけど、俺が押すと片手減っちゃいますよ?」
「…………」
それは嫌かも…。
城崎の手が一つ減るだけで、色々してもらえること減っちゃうし…。
「じゃあ頑張って。俺のためにカウントしてくださいね♡」
ベッドに仰向けにされて、にこりと微笑まれる。
あぁ、なんかもうヤバいかも…。
キスから始まり、いつも通りのセックス。
いつもと違うのは射精できないこと、それだけ。
それだけなんだけど……。
「あっぁ♡イクッ♡イクッ…♡」
「かわいい〜。先輩気持ちいい?ちゃんとイッてる?」
「あぁっ♡イッてるから…待って…、〜っ♡♡」
あっという間に絶頂へ連れて行かれる。
カチカチ…とわかる範囲でカウンターを押しているけど、合ってる自信はない。
「先輩イクの何回目?」
「ぁっ…♡じゅっかい…?」
「何言ってんの。19回ですよ。」
「あぁっ♡♡」
「今ので20回。やっぱり普段から余裕で10回は超えてるじゃないですか♡」
城崎は俺のカウンターを見ながら、嬉しそうにそう言った。
だって…、射精できないし、一回ドライでイッたらなんか全身ピリピリするし…!
中をゴリゴリ擦られて、また立て続けに2回イッた。
「ドライでイッてるときの先輩、特別感じやすいですよね。」
「んっぁ♡」
「そろそろ乳首責めしよっかな。頑張ろうね、先輩♡」
城崎は俺の中に挿入ったまま、乳首にしゃぶりついた。
俺の乳首は待ってましたと言わんばかりに、外にぴょこんと飛び出る。
コンプレックスだったはずの陥没乳首は、城崎の愛撫によって一瞬で立ち上がるようになっていた。
もともと乳首は弱いのに、ドライでイキ続けている俺の身体は、いつも以上に敏感だ。
「ああぁっ♡♡」
「またイッた。先輩、カウントしてね?」
「あっ♡イクッ♡ああーー……♡♡」
気持ち良すぎて頭バカんなる…。
ガクガク腰が震え、また連続でイッた。
やべーこれ…。本当にダメんなる…。
乳首を齧られるたび、ビクンッと体が跳ねた。
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