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またさっきの寝室に戻ってきた。 鎖をベッドに固定され、ある程度の距離以上は動きを制限される。 城崎は不機嫌な顔でベッドの縁に座っていた。 「城崎…、別れるなんて言ってごめん。」 「うん……。」 「自分でもなんであんなこと言ったか、全然覚えてないんだ。だから……」 「先輩、それって気休め?」 「え……?」 城崎はまた冷たい目で俺を見た。 なんで? どうして伝わらない? 「先輩、さっきから全然俺のこと好きだって言ってくれないよね…。」 「……っ」 「俺のこと、好きじゃなくなっちゃったの?」 違う。 城崎、違うんだ。言えないんだよ。 口からどうしても、その言葉だけが出てこない。 「言えなくて…」 「は?それって好きじゃないってこと?」 「違う…っ!声に出てこないんだ!」 「ふぅん。」 城崎は呆れた顔で俺を見る。 やっぱり嘘だと思われてる…よな…。 どうしたらいい?どうすれば伝わる? 「俺のこと本当に好きなら、これ飲める?」 「何…?これ……」 城崎はポケットから小瓶を出した。 薄いピンクの液体、量的にも飲み物ではなさそうだ。 「媚薬。飲んだら全身が熱って、まるで自分の体じゃないみたいな感覚になるんだって。セックスしたくてしたくて堪らなくなるし、いつもよりすごく感じるんだってさ。」 「…………」 「これ飲んでも、俺以外としないって誓えますか?」 そう尋ねてくる城崎の目は据わっていた。 正直怖い。 でも、俺の口からは何故か"好き"って言葉が言えなくて、じゃあ行動で示すしかなくて…。 「わかった……。」 「じゃあ飲んで。」 城崎から小瓶を受け取り、中を一気に飲み干した。 直後、体の芯からゾクゾク変な感覚が湧き上がってきて、立つことすらおぼつかずにベッドによろけた。 「はっ♡あっ…♡なに…っ、これ…♡♡」 「もう効いてきたんだ?早いね。」 「ゃ…あっ♡城崎っ、城崎っ♡♡」 「はは。さっきあんなに出したのに、もうビンビンじゃん。」 「っっっ♡♡」 自分でもわかるくらいに張り詰めているソコを、城崎は人差し指で弾く。 その刺激だけで呆気なく達してしまった。 なんだよ…、これ……。 「先輩の恋人は誰?」 「城っ…、さきぃ…♡」 「正解。じゃあ先輩とセックスしていいのは誰?」 「…し、ろさき…っ、だけぇ…♡♡」 「うん、正解。いい子だね。」 城崎はベッドに這いつくばった俺を見下ろして、分かりきった質問ばかりを繰り返す。 正解すると頭を撫でられ、撫でられるたびに絶頂するような感覚に陥った。

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