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第257話
「袋の中にローションが入ってたでしょ。それを筒の中に少し入れて。そうして、中で広げて、挿入するんだ」
僕は指示通りローションを入れて中を潤わせた。僕はゆっくりと、その筒を自身のものに被せていく。
「っく」
先端を少し差し込んだだけで、腰が甘く跳ねた。入口のところ、狭くて、柔らかくて。僕はもちろん、こういったおもちゃに挿入したこともなければ、女の人とこういう行為をしたこともない。それをわかってて、相良さんはこのおもちゃを渡してきたんだろうか。だとしたら、相当やり手だ。
「びっくりしちゃった? いちおうそれ、女の子の中をイメージして作ってあるみたいだから、優しく使わなきゃだめだよ」
「は、い」
「奥まで入れられそう?」
たぶん無理。奥まで入れる前に出してしまう自信がある。けど、相良さんが言うなら……我慢したい。
「頑張ります……」
にゅぷ、と中に先端を飲み込まれていく。先端の辺りまで飲み込んでから、さらに中が締まっていく。中がうねっている。僕は筒を持つ手に力が入る。やばい、声出る。僕はもう片方の手で口を抑えながら、なんとか奥まで挿入することができた。気を張ってないと今にも出してしまいそうだ。女の子の中ってこんなに柔らかくて気持ちいいのかな。なんてことを考える。
「李子。声、聞かせて」
相良さんの声が、苦しそうだから。ああ、彼も今シてるんだとわかって、胸がほやほやする。
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