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第31話

何度か砂川と目を合わせる その度優しく微笑む砂川 キュンキュンするわ~ 女子か俺は… なんだろ こころが暖かい 砂川が俺を想っていてくれる そう思うだけて胸がいっぱいになる なんとか午前が終わり いよいよ緊張の昼だ! 「新 好弥 砂川 行くぞ!」 俺達は屋上目指しダッシュ お天気上々 気持ち良い! 「気持ちいいねぇこれからの季節 屋上いいわ」 「確かに」 たわいない話しをしながら 昼を食って落ち着いて来たころ 俺と砂川は目くばせして ふたりの前に立った 「実は…おふたりに報告があります 俺と砂川優は昨日より付き合うことになりました 今後ともよろしくお願いします!」 「沢木圭吾くんとお付き合いさせて頂きます 砂川優です ここ最近仲間に入れて頂けてとても楽しい学校生活になりました 今まで以上に仲良くしてください よろしくお願いします! それとお願いが一つあります 三人みたいに名前呼びいいかな 優と呼んでくれたら嬉しいです」 富永が拍手をしてくれた 矢沢は照れ笑いしている 「新!拍手!してあげて! あんなに心配してたんだから おめでとう! 良かったね圭吾! 大好きだもんね優の事が」 「ば~かなんで好弥が泣いてんだよ」   矢沢は富永の頭をワシャワシャしながら何度も頷いていた お前は父親か~ 俺も砂川も笑いながら泣いていた

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