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第32話

俺と富永は体育館が定期メンテナンスのため早めに部活を上がり教室へ戻ってきた 携帯を見ると砂川からラインが入っていた 「もうすぐ帰れるから寄り道するなら行きたい」 「好弥~優が寄り道するなら行きたいって…新どうかな?」 「俺は行きたいけど~いつもみたいに先行って新にはラインすれば良くない?」 「だなぁ」 砂川には教室にいるからダッシュしろって送った 暫くするとバタバタと走って来る奴が… 富永はケラケラ笑って 「優?かな 可愛いなぁ」 「ハアハア お疲れ様~」 優です!俺の優です! 近づくと額が汗ばんでいて 俺は首からタオルを外し 顔が熱くなるのを思いっ切り感じながら無言で差し出した 砂川は一瞬躊躇ったが 照れながらタオルを受け取った 自然にこんな事が出来るような 付き合い方がしたいよ~ あぁ触りてえ キスされたい~ 甘えてぇ 男前の優見たい~ 「お~い もう行ける?圭吾!!!! 優!叩いて!思いっきり! こんな時間から幽体離脱やめ~」 富永の声に我に返ると 砂川は笑いながらが首にタオルかけてくれながら 富永を背にしているからって  「キスしたいよ 可愛い圭吾」 だって 俺は翻弄されてる!のか!

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