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第74話
「圭吾!ちょっと圭吾!」
「なんだん~うるっせ」
バタバタバタバタ
来たババァ~
バーン
「おい!ノックしろよバカ!」
「なんか悪いことしてんの?
え~してるのか?」
「うぜー何の用だよババァ」
「アッそれ 今矢沢さんから電話来て新ちゃん」
「新がどうした?」
「盲腸だって今日生に入院したって 学校には明日連絡するけど
一応あんたからも先生に言ってほしいって部活もあるからだって」
「チャリでどんくらいかかる」
「何が?病院?家から15分ぐらい 行くの?」
「とりあえず行くよ」
「おばさんにあったら
何でもやりますって言ってよ」
「わーった」
「もしもし 好弥?新が盲腸で入院した うん?今連絡来て
おばさんから 俺今から行ってみる 日生だ ああじゃ後で」
「行ってきまーす」
「気をつけてよ」
「優?新盲腸で入院した 今
とりあえず行ってみる 好弥も うん お前の家から遠いだろ
日生…また連絡するから
うん じゃ!」
盲腸か~手術するんだよな
どうなるのかな
痛かったんだろうな
夜間緊急時入り口から入ると
おばさんが立っていた
「アッ圭ちゃんわざわざ有り難う
今緊急手術中 なんか結構腫れてたらしくって ったくね」
「今晩はあの~」
「好弥 こちら新のお母さん
おばさんこっちは富永好弥君
おなじクラスで仲良くしてる奴です」
「有り難う ごめんなさいね
心配させてしまって
今手術中なのよ
二階に待合室があるから
そこにいてね」
「はい!」
「ちょっと待って優に連絡する」
「あっ優?うん手術中だよ なんか結構腫れてたらしくて 暫くいるわ えっ
アッ…」
俺も富永も入り口を見た
「来ちゃったよ 親に送って貰った」
「そっか~心配だよな とりあえず二階行こ」
俺たちは待合室に向かった
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