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第81話

食べ始めて少しすると 「昨夜は大変な事なかった?」 砂川が心配そうに尋ねた 「何も 麻酔が切れてい痛みがあったけど点滴で薬入れて落ちついたから」 何となく気まずい空気が流れた その時 「昨日 俺凄いこと口走ったよね ああぁ」 真っ赤なって俯く富永を 砂川が背中を擦る 「えっと 好弥は俺らみたいな感じで 新が好き?で良いのかなぁ?」 砂川が人差し指で唇を押さえている 微かに嗚咽が聞こえる 「大丈夫 大丈夫だよ」 砂川が独り言のように呟いている 「好きなんだ… どうしようも無いくらい どうしよう…」 「良いんだよ 好きで良いんだよ」 砂川が呟いく 俺は我慢出来なくなり 思わず聞いてしまった 「新はその気持ち知ってるの?」 富永は小さく首を横に振っりながら 「ただ 麻酔が覚めたとき 手を握っていて…好弥か?って言われ泣いちゃったんだ だから変に思ったかも」

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