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第92話

「優の抱えてる背景?って言って良いか判らんけど…理解は出来たと思う ただ小五の優になんて声をかけてあげれは良いかは判らない お母さんが辛かったよな そこは親父さん殴りたくなった 男として 父親として 父親じゃねぇけど!」 「そうなんだ 母さんが苦しんでたよ一番」 「俺たちの事知ったら複雑な気持ちになるよな」 「うん…」 「で ここから俺らにとって大事な所だよ まずお母さんに対しての気持ち 兎に角話す 俺も話したい 時間がかかっても ちゃんとしたい 親父さん対しての嫌悪感 自分に対しての嫌悪感 許せない父親と同じことをしている  また母親を傷つける苦しさ」 「そうなんだ  あいつと同じだと思うと死にたくる でも圭吾への気持ちは止められない 情けないよ 勝手だよ 俺はあいつより酷い男だ 母さんに申し訳ないくて 母さんが心配なのに」

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