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第94話
砂川を電車に乗るまで見送り母親にラインを入れた
「腹ペコだ」
………………
「カツだ」
………………
「ただいま~」
「お帰り~」
手洗いし着替えて
テーブルにつくと
「新ちゃん元気?」
「お~経過は良好だって」
「よかったね~矢沢さん
みんな親切だって喜んでたよ
泊まってくれた子がいたんだって?」
「お~好弥な いい奴だからな」
「ふ~ん」
「何がふ~んなんだよ」
「別に おかわりは?」
黙って出すと
「ククク」
なんだよばばあ
キモ~
「圭吾サァ あんた好きな子いるね」
「はぁい? なんだそれ!」
「この間のお泊まり会サァ」
「なんだよ」
「私から言って良いの?」
「……」
「では 発表します!!!!
沢木圭吾の好きな子は 同じ…
「わかった!わかった!
言うから!!!!うぜえ」
「ハイ~どうぞ~」
なんだよばばあ
これってなんだよ
「同じクラスの…砂川…優くん」
「ハイよくできました
砂川君?なんだ…へえ~」
「おい!!!!知らなかったのか?」
「知らないよ~引っかかりました!!!!」
「ふざけるなよ まじむかつく
舐めんなよ!」
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