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第98話
「優!!!!もういいから!!!!やめて!
もういいから ねっ ねっ
優!!!! 辛かったね
我慢させたね
母さんこそごめんなさい」
抱き締めてくれた
母さんの胸で泣くなんて
何時ぶりかな安心出来た
少し落ちついてきた俺をソファに座らせ
「その子の事大好きなのね?」
と聞いてくれた
「うん 大事だよとても 圭吾がいないと…辛いすぎる
それにこの間入院した友達も大切なんだ
兎に角今までに無いぐらい学校が楽しいんだよ」
「その大好きな子のお名前は?」
「沢木圭吾くん」
「圭吾くんも同じ気持ちなの?」
「同じ気持ちだよ…本当に
大切にしてくれる」
「良かった 優幸せなんだね
お母さんは優が一番だから
優が良ければそれだけで
幸せなの 素敵な人に逢えたね」
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