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第115話

ふたりがワチャワチャしながら帰ってきた 「そろそろ病室戻るわ 今日は楽しかったよ じゃあ明後日学校でな」 「大丈夫なん?明後日」 「駄目なら連絡するよ」 それぞれ恋人同士手を繋ぐ… 嘘のような現実に 矢沢たちと別れ 駅に向かう俺たちは もはや人目を気にする気持ちはなく自然に手を繋ぎ寄り添っていた 「優 帰ったら母さんにあの話しするよ」 「判った 俺も母さんに話して きちんと圭吾のお母さんに連絡するように言うから」 「了解!」 「ねえ 圭吾!好弥ねっね~新とキスしたって!良いよね~」 「あっあ~だってな~」 「へぇ?知ってた?なーんだ」 「新からさぁ 聞いた」 「でね 好弥がねえ かがんで~」 砂川が真っ赤になってるのが判る 体を傾けると耳元で 「サイゴマデシタノ?ッテキカレタ…」 えっ!なんだ?この被りは~ 落ち着けよ~俺 「優は?なんて言ったの?」 「エッ!テ イッテ マダダヨッテ イッタ ソシタラ コウヤガタノシミ?ッテキイタヨ…」 「それで?優は?」 「モウ コタエナイ ッテ イッチャッタ」 く~っ可愛くて可愛くて なんだこいつ!!!!に殺される はい!瀕死です 俺たちの会話とは段違いです 女子か~お前ら~

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