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第116話
「ただいま~」
「お~久しぶり」
「親父~お帰り暫くいられるの?」
「いや 明後日には戻るわ」
「そっかぁ 母さんには話したけど
報告があるんだよ」
「そっか とりあえずで手洗ってこいや」
親父はリビングに戻って行った
「母さんは?」
「買いもん」
「今いい?」
「良いよ 話せや」
「実は俺付き合っている奴がいる…」
「で?」
「同じクラスの奴」
「そっか 好きか」
「好きだ 大好きだっ!!!!」
「アハハハそっかぁ」
「名前は?」
「砂川優」
「ただいま~圭吾帰ってるんだ」
「お~母さんちょっと話ある」
「ちょっと待って」
キッチンに荷物を置くと
親父の隣に座った
「今親父には優の事話した」
頷く母親
砂川の話しをし始めた
静かに聞いている両親は
時たま目を伏せ 溜息をついたり
母親は目頭を抑えている
「それで優が三人で暮らす事はできない 怖くて 自分が怖くて
おかしくなるって」
「俺は決めたんだ 優の家で暮らす」
「凄い話しだなあ 優くん?頑張ったなぁ 話しはだいたい理解したけど だからといってはい!どうぞとは行かないよ 家に住むなら
どうぞ言えるけど…あちらの家だからな」
「優くんのお母さんから連絡来るの?
お父さんはもし圭吾が住むことになったらどうする?」
「とりあえず金銭面の話し
そして圭吾と優くんは学業を疎かにしない事それなりの結果は出す
後は生活のルール決め
しっかり協力していく事
何かあったら相談する
母さんにも定期的連絡する事
母さんもあちらと定期的連絡する
今思いつくことはこれくらい
もちろん 母さんがあちらのご両親とパートナーの方と会って ?ついたら家に優くんに来て貰う事も視野に入れて置く事だな」
「充分だ~やっぱり私の旦那~」
おい!そこ!飛びつくな!子供の前だ~
言っても空し~
「はいはいはい 飯できたら教えて」
「圭吾 これは自立だぞ 頼るべき所
自ら頑張る事をごちゃごちゃにするなよ
相談することは恥ずかしいことじゃない
知らない事は恥ずかしいことじゃない
知ったかぶりが一番恥ずかしい事だからな 具体的になったらまた話そう
優くんと一緒に」
「はい!でも親父 驚かないの
色々なことに」
「驚く?母さんからも聞いてるよ
それに お前を信じてるからな
お前が好きになった子だから
いい子だと思うし
母さんがベタ褒めだ」
なんだかんだ言っても俺幸せだよ
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