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第118話

矢沢が学校に来た あいつはやっぱり人望があるんだ まぁまぁ確かに良い奴だから 砂川は少し心配そうに富永を見ている 砂川の言うには笑っている顔が引き攣っているらしい  「好弥!お昼ご飯購買?俺もだよ 買いに行こう」 「優~俺も行くよ~」 「ダメ~好弥とデートだよん 買ってきてあげるけど~」 なんだそれ? 先に屋上に行くとふたりにラインし矢沢を促し屋上に向かった 「なんか意識し過ぎで上手く話せない 好弥は大丈夫かなぁ」 「大丈夫じゃない! だから 昼休みとか朝早くとか帰り道とかを大切しろよ~」 「先輩有難うございます!って 阿呆らしい~わ」 「大事だぞ わかっていても 確認したい それが恋心だ~ 新よ~」 「確かに あんなにでけぇのに  可愛くて仕方ない  ただ 立ってキスがな~無理…」 なにまじに語るかよ 確かに砂川は背伸びするけど 身長差はどうにもならんわなぁ 矢沢よ頑張れ!!!! やり方次第だよ 上手く言えねぇけど オッ来た! おいでおいで~ 砂川~ 可愛い!  うそっ!!!!飛び込んできた~ 富永も抱きついているやん 示し合わせたなぁ 「優?作戦だなぁ」   「えっ!~判った?好弥の午後が頑張れるように~嗾けた  俺も!頑張りたいもん」 なんとまあ可愛い砂川力                

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