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第121話

母さんが話し始めた 「何を心配するかは個人の価値観で変わってきます 沢木家は砂川家に比べ家族関係で言えば一般的ですが  ひとを好きになり想いが通じ合えば 触れあいたい セックスしたい 此って当たり前の感情だと思っています そして誰にも止められない本能だと言う事は私たち経験者が一番知ってます お互いに求め合っている これが大事なのではありませんか? 圭吾と優君は求め合っているんです 親と言えどもよっぽどの事がない限り 口出しはできないのでは? キスはいつから? セックスは何才から 決めますか? 砂川家ルールですか? それより 私と夫はこの子たちが今回の事で 自分たちがいる場所で 精一杯生き  それぞれ一人一人の違いを認め合える そして自分たちは沢山の人に支えられている事を知って欲しいと 願っています だから 優君?ご両親と宮下さん をあんたらなんて失礼な呼び方 辞めなさいね」 砂川は何度も頷いた  俺は砂川を抱き寄せ 「俺と優は愛し合っています 信じ合っています 俺らは素晴らし仲間もいます 頼れる親たちもいます 始める前から 進む前から 謎の不安に取り付かれたり 心配し過ぎるのはやめてください」 「後は男同士具体的な生活のルールや 考え方を摺り合わせて行きます よりより生活の場にするため 努力します そして先ほど圭吾のお母さんから注意を受けました事は その通りだと反省しました お父さん お母さん 宮下さん 生意気でした 以後気をつけます 圭吾のお母さん色々有難うございます これからも宜しくお願い致します お父さんにくれぐれも宜しくお伝えください 今日は有難うございました」 これで解散となった~ やっと長い一日が終わった! 皆様お疲れさま~だ~ 七月二十日より砂川家で暮らします!

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