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第132話

さてそろそろよき時間かな?なんて思いながらリビングを覗くと 信也さんがおいでおいでをしている 「なんでしょうか?」 「何で?じゃないよ~ 朝食です!運んで~」 「あれ~パパは?」 パパ?パパ?どうした? 砂川は何も気にかける様子もなく もう一度 「信也さんパパは?」 信也さんも目が点 「あっあっ~優たちが洗面所独占してたから二階だよ」 「あっそう」 戻ってきた優弥さんに 「優弥さんすみませんでした 洗面所独占」 「そうだよ!頼むよ~」 笑顔で俺の肩を叩きながら 「圭吾 昨夜は有難う お蔭様で 優とも話ができたよ なっ優」 「本当圭吾 信也さん心配かけて ごめんなさい なんかやっと 自分が如何したかったか判ったんだ  俺ずっとパパが大好きで大好きで  でも突然パパとのすべての繋がりが なくなって… また降ってわいたように 現れて…ふざけるな!ごちゃごちゃだよ!ってなってだんだ でも もう大丈夫!何もパパは変わってなかった 優の大好きなパパがいたから安心した!」 「優弥 良かったね もうずっとずっと悩んでだから 優とは元に戻れないのかって あらら優弥 泣いてる?」 信也さんは涙を拭いてあげてる いい感じ~ 砂川も笑顔で見ている あっ!八時半! 食べましょう~ 時間ですよ~

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