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第134話

ピンポーン ピンポーン 「はーい 待ってね」  砂川は玄関に飛んでいった 「いらっしゃ~い 待ってたよ!」  「お邪魔しまーす 優~会いたかった!圭吾!元気してたぁ?」 砂川と富永は抱き合って大騒ぎ 「オッ 久しぶり~調子どう?」 「とりあえず大丈夫~ひきつれはあるけどなぁ」 俺と矢沢は遙か遠くにワチャワチャ組を見ながら… 「まぁまぁ上がれや」 「あぁ お邪魔しやーす」 「優!!!! 先に部屋に案内するんでしょ?」 聞いてない 「新 先に部屋案内するわ」 「よろしく頼む 好弥!」 聞いてない 部屋はセミダブルベッド クローゼット 机 椅子 元は優弥さんの部屋だったそうだ 8畳ぐらいの広さだ 因みに俺は光子さんの部屋を使わせて貰っている すべてが同じだ 「セミダブルだからとりあえず行けるよな?」 「駄目なら俺床でも大丈夫だし」 「な~に?優しいなぁ お~お~新さん~」 「うるへ~」 バタバタバタバタ きたよ~ 「ここだから 好弥!新と使って 狭くても大丈夫だよね~くっいて寝れ~ばさっ」 「優!!!! 恥ずかしい!もう~」 キャキャキャキャ! 「好弥!煩い!」 「優!!!! 落ち着いて 女子か?お前ら!!!!」 砂川がぷいっと横を向いてふくれた 富永はもフグみたいになってる~ 「好弥 なんだその顔 可愛いくないなぁ」 矢沢のひと言で見る見る萎むよ なんだ矢沢~上手いわ 砂川が羨ましそうにふたりを見ている わざとと知らん顔して矢沢たちと話していると 「ごめんなさい」 小さな声が聞こえた 「えっ?なに?聞こえない!」 またぷーっとふくれてきたほっぺたを パチンと潰してやった! 「痛い!!!!圭吾なんか嫌いだ!」 バシバシたたき始めた砂川の腕を引っ張りこみ動きを制圧~ やっと静かになった所で 「昼飯どうする?腹ペコだ~」 「とりあえずキッチンいこか」 頷く三人 ったく ワチャワチャ組が飛んで行きましたよ 「先が思いやられるなぁ 圭吾よ~」 「辛いね~や~さん」 「辞めろ!ヤ~さんじゃねぇ」

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