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第135話

「信也さんがミートソース作ってくれてるから パスタ茹でて サラダもあるし それで良い?」 「うん!凄いね~信也さんって料理上手いの?」 「美味しよ~ いつも作ってくれる 好弥 料理に興味あるの?」 「うん あるよ 美味しもの作ってあげたいなぁって思うんだ  それに作れたらなんか格好いいじゃない」 「誰に?誰に?作ってあげたいの?ククク」  「もう~優はからかうな!」 「いいじゃない~」 始まった~ まだですか 昼飯にならない! 「すいませ~ん 俺百五十で」 「俺も百五十でお願いしまーす」 「えっ!お待たせしてます?」 「いいえ~気配です 気配を感じるだけです!」 「好弥!ちょっと来て」 矢沢がふたりを引き離す 富永が嬉しそに来た! 矢沢は富永の手を取り隣に座らせた よしよし富永は座ってろよ その時キッチンから 「アッチ!!痛い!」 と言う声が小さく聞こえた 「優!!!!どうした?」 俺はキッチンへ飛んでいった 「はねた~ミートソース温めてたら」 「どこに?」 砂川が笑いながら唇を指差す 「ばか 心配させるな」 睨む俺に唇を尖らせ目を瞑る砂川 照れながらチュッと軽くキスを すると 「嬉しい!圭吾」 だって 反則なんだよ! その眼鏡で その笑顔は! 眺めるだけで幸せいっぱい 本当可愛いんだ なんか久しぶりの眼鏡~好き~ 「すいませ~ん すいませ~ん」 「すいませ~ん!!!! 注文の品まだですか?」 視線を感じる 見られた? いや~見せつけてやるか~ 俺は砂川の腰を軽く引き寄せ 此方を向いた可愛い唇に貪るようなキスをした! 見たか~見たか~矢沢よ~ 「圭吾!!!!危ない!よ!」 「火は止めたから」 「なら…いいよね~」 砂川も体を擦りよせてきた! 本気モード突入! いつ昼飯になるのでしょう~ 誰のせい?…俺のせい…だね 結局 矢沢が完成させてくれました! バカップルでスンマセン

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