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第139話

「ねえ明日からどうする?計画立てないとね 新提案ある?」 信也さんが作り置きしてくれたクリームシチューとサラダを夕食に食べ一息付いていると 砂川が矢沢に声をかけた 「まずはこの一週間でしたいこと しなくちゃ駄目なこと それぞれ出し合う どう?」 「だね じゃあ誰から話す?」 富永が手を挙げた 「俺はやりたいこと 日帰り温泉 か遊園地行きたい 義務は宿題 あっ!プール行きたい!」 プールか~行きてぇ 矢沢が手を挙げた 「まず起床時間決める 基本勉強は午前中 午後は遊ぶ やりたいこと バーベキュー場とか?」 真面目か~ 視線が痛い!手を挙げます 「まぁまぁ勉強は当たり前 やりたい事ね プールも良いねぇ 遊園地も バーベキューも どこかのお祭りとかも行きてぇ」 「祭りかぁ 良いねぇ」 矢沢が盛り上がっている 突然砂川が俺の膝に座り俺の腕を 自分のお腹辺りに回すように強請ってきた 俺たちが唖然としていると 「俺は当たり前のようにこう言う事したい 普通にね  この四人でいられるんだから 当たり前にしたい  好弥も新と甘えたいのに 我慢為てるんだよ 新だってそうでしょう  もっと自然に恋人二組で楽しみたいんだ そして色々…話したい 大袈裟な事じゃないんだ 気持ちに正直にいようって事」 「優 有難う!」 富永の小さな声が聞こえた 「じゃ!スケジュール決めるぞ」 矢沢張り切っているじゃないですか? 砂川の言う通りだ 男女の恋人よりはハードル高い まだまだ理解されない俺たちの関係 自分がちゃんと気持ちに向き合っていなきゃ駄目だな 大切な人との信頼関係を築く事は 成り行きではどうにもならない お互いの関係を大事にしなくちゃなぁ 自然に……かぁ やっぱり砂川 なんか すげ~わ

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