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第141話

ワチャワチャ組が風呂から出て来た 「暑い~暑い~ 水~水~おみず~ くれ~くれ~」 楽しそうに騒いでいる 本当女子か~ 矢沢の方を見ると何とも言えない顔して富永を見つめている 矢沢~思い詰めるな! どう話す~ 「なぁ優?さっきの話しでさ」 「さっき?……あぁ恋人としての?」 「そう!それなぁ 俺もう少し話したいなぁって思う」 「いいよ 圭吾なんかあるの?」 ちょっと神妙な顔して 「優は俺にこうして欲しいとかあるの?」 「そうだなぁ急に言われても」 そう言いながら砂川は俺から少し離れた所に座った 「じゃぁ具体的に聞くけど 俺たちその時の気分?で甘えたり甘えさせたりするでしょ 優に俺があまえる時になんか違和感ある?やりにくいとか……」 「う~ん 確かに身長差があるからやってあげたくても出来ない事もあるよね 腕の中にすっぽり納めたくても無理でしょ? でも見た目は判らないけど 抱き締めてあげてる あとは言葉だよね それに座っているときは さほど気にならない 俺の胸に圭吾を抱き寄せる事出来るし」 「だよね 好弥はどう?何かない?」 真剣に砂川の話しを聞いている 矢沢と富永 「あっ ある…優は身長差で相手に申し訳ないって思ったことない? 圭吾も自分が悪いなって感じたことない?」 砂川が俺を見て頷きながら 「さっきも言ったけど 収まり悪いのはあるけど  でも好きになったのは お互い無理矢理じゃないし  どんな形でも気持ちが変わる訳じゃない 大切に思っていることが 伝わるのが一番」     

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