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第164話
「ただいま~」
砂川と富永が玄関に飛んできた
「ありがとう!」
買ってきたものを渡されたふたりは仲良くキッチンへ~
「お風呂沸いてるから~」
俺たちがクズクズしていると
キッチンから声が掛かった
「入らないなら好弥と先に入るからな」
「えっ!えっ!待ってよ~」
なんと言う不意打ち!
俺たちにも計画があったのに!
「新が先に好弥に声かければ
よかっただろう!」
「うっせぇ そのまんまお前に投げつけてやる」
「好弥 入ろう」
「了解 お先に」
「後 少し話したい事もあるから
よろしく頼むね!」
「はあい」
ふて腐れている
俺たちを笑い飛ばして
行ってしまった
上がってきた砂川が
「話しがあるから ふたり一緒で入っちゃて~はよはよ」
「好弥はもう出たの?」
「うん二階用があるって上にいる」
「新 あの~」
いない?えっ!あんにゃろう~
「好弥 好きなんだ 何があっても
いつも一緒だから」
「どうした?新? 俺も大好きだから
新はいつも突然嬉しい事言ってくれるね」
今頃実践してるかな
わざとらしさ満載でさ
たまにはサプライズは必要だって
買い物しながら話したからな!
俺も~
「圭吾!お風呂!新を呼んで!」
こちらはサプライズいりませんでした
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