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第172話

俺と砂川は部屋に入るなり唇を貪り縺れるようにベッドに倒れ込む 求め合う熱が今にも爆発寸前 「脱がせるぞ」 と同時にパジャマの下を下着ごと剥ぎ取る 「アァ~圭吾~」 自分がどう脱いだか記憶がないくらい 気づいたらすべて脱ぎ捨てて 砂川の熱にかぶり付いていた あぁ愛しくて堪らない 「イャ~アァアァ~圭吾~ハゲシイ…」 「ゴメンナ…ガマンデキナクテ…」 砂川は頭を横に振り 「スコシハズカシカッタダケ デモ ウレシイ!」 砂川の優しさ声に 絡ませている指に力が入る 砂川の熱は硬く硬くそして 鈴口から先走りが滴り落ちる その一滴さえ 全部が俺のものだと言う 独占欲が俺の意識を翻弄する   吸い尽くす 体中に砂川が入る この一体感はある意味繋がるよりも五感を煽られる 舌で舐めまわしながら両手で 扱くと砂川の体が弓なりなる  可愛い喘ぎが激しくなり 叫び声に変わると同時に果てる まだ欲しい まだまだ欲しい! 「圭吾~圭吾~来て キスして…」 俺は少しだけ柔になった砂川自身を 食むしていたのを離し 下から上にキスをしながら砂川の唇に辿り着き耳元で囁く 「美味しかった 優の好き 優のは甘いんだよ 俺の苦いのに」 「いっぱいキスして 寂しかった~ 顔…」 可愛い唇を塞ぎ深く深く深く絡み合う舌が互いのすべてを舐め尽くす        「圭吾の飲みたい」 砂川は俺を寝かせ耳の中に舌を這わせ クチュクチュと舐める音が鼓膜に厭らしく響く 「圭吾は野生の味~」 砂川の唇がねっとりと俺の首筋 鎖骨に吸い付きながら唾液を纏わせて行く 厭らしい音を立て乳首吸いながら上目遣いで俺の反応を見ている コロコロ弄ばれ甘噛みが堪らない 指で捏ねられ抓られている乳首は赤く熟れている 「ァア~アァイヤ~~イイ~」 「可愛い喘ぎだね」     「イャ~やめ~ンン」 熱く反り返った俺自身が 欲しかった砂川の舌を感じ 溢れ出る雫 「圭吾~気持ち良いんだね もっと 感じて欲しいよ」 鈴口を舌で舐めながら 陰嚢をを優しく揉む 「イイ~キモチイイ~アァデソ…シゴイテ…」 砂川は鈴口を口に入れ込む 両手の動きが激しくなる… 「アァアァゥッ~ィ~デ!!」 砂川は放たれる白濁を一生懸命飲んでいる 「大丈夫?気持ち悪…」 可愛い唇が言葉を遮ぎる 「大好き圭吾のだよ ぜ~んぶ 飲みたかったの」 嬉しいよ砂川… 柔らかくて可愛い唇は 俺の唇を 舌を 迎え入れる 砂川の匂い 滑らかな肌 可愛い喘ぎ 少しだけ苦い唾液 蕩けた表情 そのすべてが俺のもの そしてその全てが 俺を煽る

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