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第173話
翌朝きっかり九時まで二組は
甘々の時間を過ごして
富永の号令で掃除に取り掛かった
玄関 廊下 階段 等々要するにほぼ全部だよ~
昼飯挟んでとりあえず終了したのはなんと三時
どんだけ広い?どんだけ汚した?
まあまあ終わったんだから
よしとしょう
一休みして買い出しに出かけた
今夜のメニューは
富永特製コロッケ 後サラダで揉めた!中華サラダ食べたい!俺矢沢対マカロニサラダの砂川富永
結構派手に揉めた結果
ワチャワチャ組のごり押しにあい
マカロニサラダに決定
後タマネギの味噌汁と納豆と冷や奴を付ける事になった
「支度は出来たし 後コロッケ揚げるだけだから 圭吾たちからお風呂入ったら?」
富永の提案で俺 矢沢 砂川 富永の順で入り終わった頃
砂川に優弥さんから
もう着くとラインが入った
矢沢 富永はソワソワしている
そりゃそうだ
砂川の話から受けた印象は
砂川を傷付けて何とも思っていない
身勝手な大人たち
その後解りあえたと言われても
その先入観は拭い切れてはいない
だろうしな
でも一番気になっているのは同性恋愛の先輩的な存在だと言う事が大きいと思う
このふたつの入り混じる感情が浮き足ただせるかも
玄関から声が聞こえてきた
「優?ただいま!」
四人でダッシュ
「お帰りなさい お邪魔しています」
「ああ~いらっしゃ 出迎え有難う
まあまあ中に入って
挨拶は後でいいかな 荷物置いてお風呂入るね」
優弥さんはそう言うと信也さんと奥の部屋に荷物を置きに入った
先に優弥さんがお風呂に向かうと後から着替えを持って信也さんが出てきた
「じゃぁちょっと待っててね
そんなに時間かからないから」
「はい!コロッケ揚げてます!」
富永の元気いっぱいの返事に
「お~コロッケか~優弥も俺も大好物だよ 楽しみだ!早く上がるね」
信也さんは笑顔で答え風呂に向かった
「信也さんって優しい感じだね」
富永は信也さんに好印象を持ったみたいだ
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「優弥 優たち可愛いなあ 17才だっけ?ゾクゾクくるなあ」
体をを洗っている優弥を後から抱き締めながら囁くと
「もう!冗談でも怒るぞ!優にとって大切仲間なんだからな!それと…」
「それと…うん? 何?」
「イャ…嫌なだけだよ…信也に言って欲しくないだけ…」
「それって嫉妬かな?」
「嫉妬?バカ!とにかく嫌なだけだ!」
「嫉妬だよ~それ~アハハ子供じゃ有るまいし いい年して嫉妬か~
揶揄いがいがあるね~」
「絶対違うぞ!ふざけるなよ!やめろ!触るな!バカ!」
「はいはい馬鹿です 体洗ってあげるから 許してね ほら 大人しくしろよ」
「ンン~アア~」
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様子を見に行った砂川が真っ赤な顔で
戻ってきた事で俺たちは察した
ふたりのお風呂はは少しだけ?
上がってくるのが遅かったし
のぼせ気味のふたり
倒れなくて良かったよ!
頼みますよ~パパさんたち~
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