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第176話
横になろうとした優弥を抱きしめ
俺は優しく口づけをする
「待って 今無性に優弥の生まれたままの姿がみたい…すべて脱いでおいで…
いい?」
優弥は頰を赤くしながら
俺に促されるまますべてを脱ぎ捨て
俺の腕の中に収まる
そんな優弥が愛しくて
「何時までも可愛くて…
俺は狂いそうだ優弥!」
胸に顔を埋めて嬉しいと呟く優弥の
顎を掬い上げ深い深い口づけを交わす
何度も何度も唾液を吸い合い
口腔を犯していく
そして耳朶から首筋 鎖骨 胸と
丁寧に丁寧に口づけを落とす
優弥は厭らしい音たてながら俺の指をしゃぶり始める
まるで俺自身を舐めまわすかのように
「綺麗だ…美しすぎる…」
適度に引き締まった肉体に煽られ
貪りたい欲情を抑えるのが苦しい
プルンとした乳首を優弥の唾液が絡まる指と舌で優しく愛撫する
囁くような喘ぎ声に
「声だして優弥 もっと聞かせて」
乳首を口に含み弄ぶと
次第に体から力が抜けていき
俺の大好きな可愛い喘ぎ声へと
変わっていく
「堪らない 優弥の感じている顔を見てるだけでいってしまう」
優弥の下半身は硬く熱く先走りが
滴り落ちている
俺の下半身にそれを擦りつけて
腰を動かす
「欲しい?うん?言ってごらん」
首にしがみつき何度も
欲しい欲しい欲しいと訴えている
突然頭を掠める
優弥とあの人が抱き合い
優弥のそれでよがる姿
そして優弥だって…
あるわけないと打ち消すけれど…
俺がこんなに愛しているのに
いや俺たちは愛し合いっている
なのに優弥が俺だけの優弥にならない
事への苛立ち…
俺以外の人間と肌を重ねていると思うだけで心臓が剔られる
この関係を続けるために
認めてしまったある条件がこんなに長く俺たちを苦しめるとは
俺たちは罰せられているんだよ
ああ俺の優弥
お願いだ!俺だけを感じてくれ
それだけが
俺の拠り所なんだよ!
少し触れるだけでも
腰の動きが俺を求めているのが判る
熱に浮かされているかのように
愛していると言い続ける
優弥…
愛しているよ
鈴口からこぼれ落ちる雫を舐め
優弥のそれを口に含み扱く
身を捩らせ悶える
「ああ~堪らないよその喘ぎ声
いいよ出してお前のタイミングで…
飲み干すから 出していいんだよ」
優弥は安心したように口中に放つ
俺は白濁を吸い取り
舌で鈴口に刺激を加えていると
キスが欲しいと
少し駄々を捏ね始める
何時ものことながら
愛おしくて
頭を撫でながら
舌を入れて行くと
甘噛みされ
吸い付かれる
優弥が少し落ち着いてきたので
体を起こし俺の熱を口に含むよう促して顔の前に優弥の臀部を晒させる
優弥が一生懸命愛撫してくれているのを邪魔しないように
割れ目にローションを塗りつける
静かに優しく解す
一瞬ヒクつくが止まらず扱いてくれる
「アアア~いいよ~いいハアハア
出るよ!いいか?アアア」
優弥が飲み干すしてくれている
この愛おしさは俺だけのもの
割れ目を舌が舐めまわし
温めたローションをたっぷり付けて
二本入れて行くと
突然
そのまま俺自身を入れて欲しいと懇願された
駄目だと一蹴したが
付き合って初めてのお願いだから
聞いてほしいと泣き出す
理由に胸が詰まった
今夜もしかしたら…信也の赤ちゃんが…
だからだからお願いと
あるわけない戯言
大の大人のそれも男が泣きながら
言うことか?
でも
そんなことを思ってくれてた
と思うだけで泣けてくる
判った しよう
うんうん 出来るかもね…
だから泣き止んで
じゃぁ…入れるよ
ああキツい
ああ
ああ入ったよ
凄く凄く気持ち良い
熱くて絡み付く肉壁
優弥!
あっ
ドクドク波打つ塊
優弥に覆い被さるり
あっさり果ててしまった
赤ちゃん出来るね
そうか?
できる
できる
できるかも
できたら良いのにね
抱き締めた体は震えていた
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